「スクワット、肩が痛くてこれ以上重さが上げられません…」
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これは、以前、公立高校の部活に外部指導に行っていたときに、実際に言われた言葉です。
その学校は、校舎ももうすぐ建て替え予定という年季の入った公立高校。
体育館の上にあるトレーニングルームは、サビサビのバーベル、スポンジがむき出しのベンチ、いつ点検したかわからない木製のレッグプレスマシン(笑)。
正直、「ああ、公立の部活のトレーニング環境ってこんな感じだったな」と、自分の学生時代を思い出してちょっと懐かしくなりました。
指導していたのは女子バレー部。
みんなとても真面目で、ウェイトトレーニングにも一生懸命取り組んでくれていました。
スクワットも、最初に比べると明らかに扱える重量が伸び、体つきも少しずつ変わってきた、まさに「ここから伸びるぞ」というタイミング。
そんなときに出てきたのが、さっきの相談でした。
「バーベルが肩に食い込んで痛くて、これ以上重くできません」
スクワットをやっている人なら、一度は感じたことがあるかもしれません。
一般的な対処法
この問題への一般的な対処法は、スクワット用のクッションパッド。
ジム界隈では通称「ちくわ」と呼ばれているやつ。
これを使うことで、バーベルが肩に食い込む、骨に当たる等の痛みはほとんどなくなります。
ただ、正直に言うと、当時の僕はこれを使うことに少し抵抗がありました。
デメリットも
理由は単純で、
- バーベルと体の間に隙間ができる
- クッションの性質上、どうしても不安定になる
という点が気になっていたからです。
スクワットは、ただでさえ高重量を扱う種目です。
できるだけ「バーと体は一体化していてほしい」というのが、個人的な考えでした。
初心者ならまだしも、ある程度フォームも安定してきた段階で使っていいものなのかと…正直、少し迷いました。
とはいえ、痛みで重量が止まってしまうのも事実。
結局、購入して一度使わせてみることにしました。自腹で笑
使った結果
するとどうなったか。その子は、そこからスクワットの重量がすんなり伸び始めました。
フォームも特に崩れることなく、トレーニングの質も落ちない。
結果的に、その後は垂直跳びの記録も伸びて、最終的には部内でトップのジャンプ力になりました。
もちろん、ちくわを使うことで不安定さが出るのは確かです。
でもこのときは、「自分のこだわりより、まずは継続してしっかり負荷をかけられることを優先すべきだったな」と、素直に反省しました。
トレーニングには、正解がひとつしかないわけじゃありません。
理論的にはこう、という話と、現場でその人に合うかどうかは、また別の話だったりします。
大事なのは
結局、大事なのは
「何のためにそれをやっているのか」
「今、何がボトルネックになっているのか」
を見極めることなんだと思います。
筋トレ界の常識は、必ずしも部活動指導に当てはまるわけではない、そんな事を思い知りました。
ジャンプ力を本気で伸ばしていくには、こういう小さな工夫や判断の積み重ねが、あとから大きな差になってきます。
トレーニングの考え方や、ジャンプ力アップのための段階的な強化方法については、こちらの本で詳しくまとめています。
興味があれば、ぜひチェックしてみてください。

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